ジーンズの毛羽立ちに困っていませんか?
毛羽立ちの原因は、生地の摩擦。
生地の摩擦を防ぐことでジーンズの毛羽立ちを抑えることができます。
この記事では、ジーンズの毛羽立ちを防ぐ3つの方法をご紹介します。
特に面倒なことではなく、日々のお手入れや穿き方を少し工夫するだけで、ジーンズを綺麗に保つことができますよ。
また、ジーンズが毛羽立ってしまった場合の対処法もご紹介しています。
穿けば穿くほど自分だけの味が出てきて長く愛用できるのがジーンズの魅力。
しっかりとお手入れをして、毛羽立ちを抑えていつまでも綺麗に大切に穿き続けていきましょう!
衣類が毛羽立つ原因とは?!
「お気に入りの洋服をたくさん着ていたら毛羽立ちができてしまった。」
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
毛羽立ちの原因は生地の表面の擦れ。
他の衣類や物と摩擦がおきることによって毛羽立ちが発生します。
また、毛羽立ちを放っておくと、毛羽立った繊維同志が絡まりあい、毛玉ができる原因になってしまいます。
ジーンズは毛羽立ちにくい?!
ジーンズは、表面を平坦でなめらかに仕上げるために整理加工されているものが多く、毛羽立ちができにくい素材です。
整理加工とは、ジーンズの用途に応じた特性・機能・風合いを付加し、商品の価値を高める加工のこと。
例えば、ジーンズの毛羽立ちを防ぐ為の加工として「毛焼き加工」があります。
毛焼き加工を行うことでジーンズの表面が滑らかになり、毛羽立ちを抑え美しく仕上がります。
しかし、整理加工されたジーンズでも、穿き方やお手入れの方法によっては、ジーンズが摩擦によるダメージを受け、毛羽立ってしまうこともあります。
【注意】整理加工されていない「キバタ」のジーンズは毛羽立ちが起きやすい!
ジーンズの中には整理加工がされていない「キバタ」という生地を使ったジーンズもあります。
キバタのジーンズは穿き込む事によって、より自分の体系に馴染みシルエットが良くなるというメリットがあります。
しかし、整理加工されていない為、毛羽立ちが起きやすくなっています。
ジーンズの毛羽立ちはいやだ!という方は、整理加工されたジーンズを選ぶようにしましょう。
ジーンズの毛羽立ちを防ぐ3つの方法
ジーンズは、日頃の穿き方やお手入れの方法によって毛羽立ちを防ぐことができます。
お気に入りのジーンズを毛羽立ちを抑え綺麗に長く愛用できるように、ジーンズの毛羽立ちを防ぐ3つの方法をご紹介します。
1.ジーンズを洗うタイミングは『汚れが気になったら』
ジーンズを穿くたびに洗濯をするのは、毛羽立ちの原因になります。
なぜなら、洗濯をすることで生地に摩擦が発生するからです。
そのため、ジーンズは穿いた都度洗うのではなく「汚れが気になったら洗う」ようにしましょう。
「ジーンズは洗わなくても良いのでは?!」と思う方もいらっしゃると思います。
結論、ジーンズを洗わないのはNG!
汗や皮脂などの汚れを長期間放置しておくと、ジーンズが傷み、破れやシミの原因になります。
ジーンズの傷みを防ぐためにも、衛生的に保つためにも「汚れが気になったら洗う」ようにしましょう。
2.洗濯の際は【裏返し】て【ネット】に入れ【短時間】で洗う
先ほどお伝えした通り、毛羽立ちの原因は生地の摩擦。
ジーンズを裏返し、ネットに入れて短時間で洗濯をすることで、ジーンズ表面の摩擦を減らし、毛羽立ちを抑えることができます。
また、毛羽立ちを防ぐだけでなく、ジーンズの色落ち防止や洗濯によるデニムへの負担を軽減してくれますよ。
洗濯の際のポイントは以下の通り
- 蛍光剤・漂白剤の配合されていない中性洗剤や、おしゃれ着洗い用の洗剤を使う
- ジーンズを裏返す
- 裏返したジーンズをネットにいれる
- ドライや手洗いモードを使い短時間で洗う
- 陰干しする
ジーンズの詳しい洗濯方法やおすすめの洗剤はこちらの記事をご覧ください。
ジーンズを洗濯しないのは間違い?色落ちを防ぎ、長持ちさせる洗濯術を徹底解説
【ジーンズの洗剤おすすめ7選】色落ち防止?むしろ落とす?用途別の選び方はこれ!!
3.同じジーンズを毎日穿かないこと
ジーンズ好きな方の中にはお気に入りのジーンズを毎日穿きたくなる人もいるのではないでしょうか。
しかし、穿くたびにジーンズに摩擦が生じるので、ジーンズが毛羽立ちやすくなります。
また、同じジーンズを穿き続けると形が崩れて戻らなくなってしまうことも・・。
毛羽立ちを抑える為にも、お気に入りのジーンズを綺麗に穿き続ける為にも、ジーンズを休ませる日を作りましょう。
ジーンズに毛羽立ちができてしまった時の対処法
洗濯頻度・洗濯方法・穿き方に気をつけていても、長く愛用していると毛羽立ちが気になることもあるかと思います。
毛羽立ちのケアには【毛羽立ちを目立たなくする】方法と【毛羽立ちを取る】方法の2種類があります。
一見、毛羽立ちが取れた方が綺麗になって良いのでは?と思えますが、毛羽立ちを取ることは生地をすり減らすことでもあります。
毛羽立ちを取れば取るほど生地は薄くなっていき、傷んでしまうのです。
まずは毛羽立ちを目立たなくする方法を試した後に、それでも毛羽立ちが気になる時には毛羽立ちを取る方法を行うことをおすすめします。
【毛羽立ちを目立たなくする方法】ブラシとアイロンのスチームで毛羽立ちを戻す
毛羽立ちの気になる箇所をブラッシングした後に、アイロンのスチームで毛の流れを整えることで毛羽立ちを戻し、目立たなくすることができます。
やり方
- ジーンズの毛羽立ちが気になる箇所を優しくブラッシングする
- アイロンのスチームをかけて毛羽立ちを湿らせる
- 湿らせた毛羽立ちを再度ブラッシングする
- 毛羽立ちを手で軽く抑える
- 風通しの良い場所でしっかりと乾かす
この方法は毛羽立ちを取る訳ではなく、あくまでも毛羽立ちを目立たなくする方法なので、ジーンズを傷めません。
毛羽立ちが気になった時にはまず、ブラシとアイロンを使ってケアをするのがおすすめです。
【毛羽立ちを取る方法】毛玉取りブラシで表面の毛羽立ちをカットする
毛玉取りブラシは、軽くブラッシングするだけで毛玉が取れる、衣類専用のブラシです。
動物の毛を使用した優しい手触りのものや、毛玉取り後の繊維を整えて毛玉をできにくくするものもあります。
やり方
- 毛羽立ちの気になる箇所を毛玉取りブラシでブラッシングする
とても簡単に毛羽立ちを取ることができるのが魅力的ですね。
しかし、毛羽立ちを取れば取るほど生地は薄くなっていき傷んでしまうので、使い過ぎには注意しましょう。
毛玉取りブラシの他にも、毛玉取り機・カミソリ・キッチンスポンジなどでも毛羽立ちを取ることも可能です。
ジーンズの毛羽立ちを防ぐには摩擦を避けることが一番効果的
ジーンズの毛羽立ちを防ぐには、摩擦を減らすことが一番効果的。
既にできてしまった毛羽立ちを取ることに労力をかけるよりも、毛羽立ちを作らないように洗濯頻度・洗濯方法・穿き方に気をつけてジーンズの摩擦を減らすことが何より大切です。
穿けば穿くほど自分だけの味が出てきて長く愛用できるジーンズ。
生地の摩擦に気をつけて、毛羽立ちを抑えていつまでも綺麗に大切に穿き続けたいですね。