「ベルボトム」というパンツをご存知でしょうか?
ベルボトムは70年代に流行したパンツなので、「知らない」という方のほうが多いのではないかなと思います。
しかし、近年でも流行りのアイテムではないとはいえ、若年層のあいだでも着こなしている人はいるんです。
存在感のあるアイテムだけになかなか履いて出歩いている人も少ないので、ベルボトムを着こなせる人は希少な存在。
あなたも一際目立つオシャレ人になれちゃうかも?
今回はそんなベルボトムの歴史についてお話しながら魅力に迫っていきます!
ベルボトムとは?
ベルボトムとは、膝から裾にかけて大胆に広がっているシルエットのパンツのことを指します。
裾の部分のシルエットがベルのような大きな形をしていることから「ベルボトム」と呼ばれています。
日本では
- パンタロン
- ラッパズボン
と呼ばれていたことも。
裾のシルエットが広がっているパンツなら他にも「ブーツカット」や「フレアパンツ」があります。
現在は裾の広がり方によって区別されており、やや広がっているのが「ブーツカット」、大きく広がっているのがベルボトム。
両者を総称して「フレアパンツ」と一般的に呼ばれています。
ではベルボトムの歴史を振り返っていきますね!
ベルボトムの流行背景
ベルボトムが流行したのは、1970年はじめのこと。
当時は、「自由」と「反逆」を象徴するジーンズが愛され、ベルボトム(ブーツカット)のほかにバギーパンツ、ワイドパンツが流行っていました。
ベルボトムはもともとアメリカ海軍の制服が発祥で、1960年代以降、花柄シャツといったヒッピー文化の代表的なファッションアイテムの一つとして定着するようになりました。
そして、パリでピエール・カルダンやイヴ・サン=ローランが、ベルボトムのシルエットのパンツを”パンタロンスーツ”として発表したのをきっかけに、女性のファッションにあたらしい流行をもたらしたのです。
ちなみに、パンタロンとはフランス語で”パンツ”を意味する言葉で、日本に60〜70年代にかけてベルボトムが流行したときに「パンタロン」はベルボトムのことを指すようになりました。
(現在は「パンタロン」は廃語となり、「ベルボトム」と呼ばれています)
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1970年代からファッションのバリエーションが多様化
1970年以降から少しずつファッションのバリエーションが増え始めます。
これまでは”まわりと同じ服を着用する安心感”がありましたが、”自分が着たい服を自由に着る”風潮へと時代がシフトしていきました。
この時若者のあいだではベルボトムやホットパンツといった奇抜なファッションが流行しました。
ベルボトムは女性が履くものだと思われがちですが、男性にも人気のアイテムでした。
しかし、1980年代になると奇抜なファッションからスリムジーンズへと落ち着いたスタイルへと流行りが入れ替わるように。
1992年に古着ブームによりベルボトムが注目されることもありましたが、数年で沈静化しました。
現在ではブーツカットやフレアパンツといったやや裾が広がっているシルエットが定番アイテムとして用いられることがほとんどになりました。
ベルボトムは現在でも需要がある
現代では、「ベルボトム」という言葉を耳にすることはほとんどないんじゃないかなと思います。
ただ、ベルボトムの需要がまったくなくなったわけではなく、一部のブランドでは取り扱っているんです。
そのうちの一つとして、BOBSONオンラインショップでもベルボトムパンツをご用意しています!!
シャツとスニーカーなど、カジュアルにシンプルに合わせることができます。
シルエットの形は珍しいですが、悪目立ちせず、まわりと差をつけてかっこよく着こなせますよ。
メンズ・レディースともに使えるユニセックスのベルボトムなので、ぜひBOBSONオンラインショップに遊びにきてくださいね♪
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