ジーンズの裾上げをしないのはあり?元洋服のお直し屋がポイントを解説

今まで買ってきたジーンズ全て、長さがピッタリだった!という方はきっといらっしゃらないと思います。

裾上げをして、自分にちょうどいい丈に調整されている方がほとんどではないでしょうか。

でも正直、ジーンズの裾上げって面倒だな…と思うことないですか?

時間がかかるし、しかも店によっては裾上げ作業が別料金。

うーん、もったいない…。

いっそのこと裾上げしないで履くってどうなんでしょう?

そこで元洋服のお直し屋の私が、

・裾上げしなくていい場合、NGな場合

・裾上げはどれくらいの長さがベストか

・ジーンズは洗う前に裾上げすると縮む?

・裾上げでお店に持ち込む際の注意点

・裾上げ価格の相場

・凝ったジーンズをオシャレなまま裾上げする方法

などを解説していきます!!

 

ジーンズの裾上げをしないってアリ?なし?

ジーンズの裾上げはしなくていいのか?するべきなのか?

これはジーンズの元の長さや、履く人の好みによって変わってきます。

 

裾上げしなくてもいい場合

ジーンズの裾上げをしなくていいのは、

①日本製のデニムでそもそもそれほど長くない

②ロールアップするためにあえてしない

といった場合です。

 

①日本製のデニムでそもそもそれほど長くない

日本製のデニムだと、日本人が履くことを見越してちょうどいい丈で縫製されているものもあります。

その場合はジャストサイズで履けるので、裾上げの必要はないですね!

ジーンズ 裾上げ

②ロールアップするためにあえてしない

また必ずロールアップをして履く場合も、裾上げは必要ありません。

なかには、あえてロールアップすることを前提としたデザインのジーンズもありますね。

 

裾上げをすべき場合

どうしたって裾上げしないといけない場合もあります。

①ロールアップしたくない

②股下が長い海外デニム

③二折り以上しないとちょうどいい丈にならない

このような場合は裾上げをすることをおすすめします。

 

①ロールアップしたくない

ロールアップはしたくない!という場合は言わずもがな、裾上げが必要です。

靴のかかとに少しかかるくらいが一般的な裾上げですが、自分の好みにあった長さに裾上げしていきましょう。

 

②股下が長い海外デニム

日本製とは違い海外製のデニムは、股下が長すぎて試着すると悲しくなることも…。

どうしても日本と海外ではスタイルが違うため、日本人に合う長さに裾上げをして、キレイに履きましょう。

 

③二折り以上しないとちょうどいい丈にならない

ロールアップすればOKとはいっても、限度があります。

ロールアップは二折り以上してしまうと、かさばって見えてしまうため、不恰好になってしまいます。

二折り以上ロールアップをしなければ履けない場合は、せめて一折りで済む長さにしておきましょう。

裾上げしなくてもいい場合、裾上げすべき場合と両方紹介しましたが、結局ハンパな丈のときどうしたらいいか?と悩むかもしれません。

元洋服のお直し屋の私の考えでは、裾上げは必ずすることをおすすめします。

なぜなら、着こなしの幅が広がるからですね。

そのままで履いてちょうどいいキレイなシルエットに。

トップスの服に合わせて一折してくるぶしぐらいの短め丈にし、靴下を見せたり…。

同じジーンズ1本で、いろんな履き方が楽しめますよ!

 

ジーンズを裾上げするとき、ベストな長さは?

ではいざジーンズを裾上げするとなったとき、どれくらいの長さにするのがいいのでしょう?

それは履く靴や裾幅によって違ってきます。

 

ヒールのある靴

女性がヒールのある靴に合わせて履く場合、かかと部分にかかるぐらい、ヒールの根元あたりの長さがベストです。

ワイドパンツをヒールがすっぽり隠れるぐらい、地面すれすれに合わせるのは、スタイルアップ効果はありますが残念ながら汚れやすいです。(雨の日なんて悲惨…。)

 

スキニーパンツ

ジーンズ 裾上げ スキニーパンツ

ぴったりフィットするスキニーパンツの場合は、短めのノークッションかハーフクッションがおすすめです。

クッションというのは、パンツにできるシワのこと。

ノークッションとは一切シワができない状態。

ハーフクッションとは少しシワができるくらいの状態です。

ジーンズをピンと伸ばしてシワができずに足の甲に乗るぐらいの丈が、スッキリ着こなせていいですね。

 

ストレートデニム、ワイドデニム

ジーンズ 裾上げ ストレート ワイド

裾幅が少し広めになるストレートデニム、ワイドデニムはワンクッションかツークッションにしましょう。

キレイに着こなすならワンクッション、ゆるくカジュアルな着方が好きな方はツークッションがおすすめです。

ジーンズの裾上げは、お店に持ち込む?自分で直せる?

ジーンズがやはり長い、裾上げしよう!と思ったら、お店に依頼するか自分で直すかという二つの選択肢があります。

裾上げを自分でやる方法

ジーンズ 裾上げ 自分

裾上げ代がもったいない!あるいはお店に持って行く時間がないから自分でやりたい、という方もいらっしゃると思います。

正直おすすめはしませんが、方法がないことはないです。

ミシンをお持ちなら三つ折りにして縫えば裾上げ完了!

ですが、ジーンズは三つ折りするとかなり厚みが出ます。

トンカチなどで叩いて(お直し屋もやる方法です)、厚みをできるだけ抑えてから縫いましょう。

またミシンや針が、ジーンズの厚みに対応しているか確認のうえ縫うようにしてください。

無理に塗ってしまうと針が折れたり、最悪ミシンが故障しかねません…。

裾上げテープやボンドなども販売されていますが、ジーンズの裾上げには向いていません。

すぐ落ちてきたり裾がベトベトになったり…

そんな悲惨な状態になってからお直し屋に持ってこられる方が結構いらっしゃるんですが、仕上がりが汚くなることもあるので、テープは試さず潔くお店に持ち込みましょう。

手縫いもできないことはないですが、分厚いジーンズを一針一針縫っていく、しかもゆるまないようにきつく縫うのはかなりの重労働です。

その労力を考えたら、プロにダダダーッとミシンで縫ってもらうことをおすすめします。

お直し屋に持ち込む手順

ジーンズ 裾上げ ミシン

普段洋服のお直しが身近じゃない方は、裾上げしてもらえるお店が自宅の近くのどこにあるのかわからないかもしれませんね。

その際は「洋服 お直し」「洋服 リフォーム」などと検索すると、お住まいの地域で洋服のお直し屋が見つかります。

また、もし持ち込みやすい場所にお直し屋がない場合、郵送して請けてくれるお店に依頼するのも手です。

詰める丈の長さを自分で確認したうえで郵送し、代金を(振り込みなどで)支払い、返送してもらえます。

さて、お直ししてもらえるお店が見つかったら持って行きます。

フィッティングをして長さを見てもらいましょう。

自分で「〇cm詰め」と決めてこられる方もいらっしゃいますが、自分でピンを留めるとどうしても前かがみになるので、仕上がりが想像以上に短くなりがちなんです…。

試着して直立し、他の人にピンを打ってもらう方が安心ですよ。

人によっては骨格にゆがみがあり、脚の長さが左右で微妙に違う方もいらっしゃるので、例えば右だけ留めて「左は右に合わせて」だと実際着てみると左右でちぐはぐになることがあります。

よりキレイに仕上げてもらうためには、左右両方を採寸してもらいましょう。

また、ノンウォッシュのジーンズを持ち込む場合、一度洗ったうえで裾上げしてもらうことをおすすめします。

裾上げした後に洗うと縮んでしまい、理想の丈より短くなってしまうんです…。

お店の混み具合によって変わってきますが、混んでなければ1時間以内で、混み具合や縫い方によっては数日かかるので、余裕を持って持ち込みましょう。

アタリが出るチェーンステッチ、手軽なタタキ…縫製方法の違い

お直し屋で採寸が終わると、次に縫製の方法を決めます。

縫い方によって見栄えや強度が異なるので、理解したうえで自分に合った方法を選びましょう。

おおかたのお直し屋で選べる縫製方法を紹介します。

タタキ(シングルステッチ)

裾をカットしたら三つ折りにしてまっすぐ縫う、最もオーソドックスで手軽な方法です。

手軽ではありますが、多少切れたぐらいではほどけない丈夫な縫い方です。

ただジーンズ通には面白くない縫い方のようで、こだわりのある方ほどタタキでは縫わない印象も…(お直し屋の主観)

チェーンステッチ

表の縫い目はシングルステッチと同じですが、裏はチェーン状になっているのがチェーンステッチ。

チェーンステッチで縫うことで裾にアタリ(うねりのようなもの)が出ます。

タタキで縫うと裾がパツンと、いかにも裾上げした感が出てしまうのですが、アタリが出ることでそれが軽減され、なじみがいいのです。

ジーンズ愛好家に好まれる縫い方ですが、難点はほどけやすいこと。

一目切れてしまうと、ちゅるちゅるとあっという間に全部ほどけてしまいます…。

ロックステッチ

カットした裾の端をロックミシンで処理し、その上にステッチをかける方法です。

表の見た目はタタキと変わりありません。

裾に三つ折りするほどの余裕がないときに使う方法です。

まれに「裾をとにかく軽くしたい」というこだわりがある方も、ロックステッチを選ばれます。

ダブルステッチ

シングルステッチで縫った後、その縫い目から5mm程度のところをもう一周縫うダブルステッチ。

表裏にステッチが2本入ります。

元々のデザインがダブルステッチだと、裾上げをして同じように仕上げてほしい方がこの縫い方を指定されます。

お直し屋としては等間隔に縫えないとすぐわかってしまうので、一瞬緊張が走る方法です。

裾残し、はさみ込み

裾にダメージ加工、ユーズド加工、色落ちなどがあり、それをカットしてしまうのが惜しいときってありますよね?

そんなときは裾のダメージを残して裾上げする方法があります。

お店によって呼び方が違いますが、裾残し、はさみ込みなどと呼ばれることが多いです。

さらに裾残しとはさみ込みで縫い方が微妙に異なる店もありますが、ここではざっくり「ダメージを残して裾上げする方法」として紹介させていただきます。

ジーンズの裾上げの料金相場は?

縫製の方法が決まれば、お会計です。

縫い方によって、またお店や地域によって料金は前後しますが、おおよその値段は以下の通りです。

縫製方法

料金

タタキ(シングルステッチ)

800~1,200円

チェーンステッチ

2,000円前後

ロックステッチ

1,500円前後

ダブルステッチ

1,200円前後

はさみ込み(裾残し)

3,000円前後

上記の金額プラス、裾のデザインが凝ったものの場合は料金が上乗せになります。

例えば、

  • 裾のファスナー移動
  • リブの付け替え(ジーンズにリブはそうそうないですが…)

等がある場合、4,000円前後かかります。

(これもお店によって異なります。)

また、あまりないですが大幅に(20cmとか?)詰める場合、幅調整も必要になってくるので結構な額になります。

「えーそんなにかかるならやっぱりやーめた!」

「裾上げにお金かけるのなんてもったいない」

と思った方!

たとえファストファッションのジーンズでも、自分の体にピッタリなサイズだと元の値段以上に栄えるものです。

逆にお値段の張るジーンズをせっかく買っても、裾上げもせず体に合っていないと値段以下に見えてしまうことも…。

裾上げにお金をかけてあげるだけで、自分に合ったジーンズになりますよ。

裾上げであなたピッタリの1本に

丈の長さがほんの少し違うだけで、オシャレにもダサくもなるジーンズ。

これまであまりこだわりがなかった方も、是非次の1本はお店で裾上げしてもらい、あなただけのこだわりジーンズに仕立ててくださいね。

 

BOBSONオンラインストアでは、丈直しを無料で行うことができます。

最近では、くるぶし見せがトレンドなので、ちょっとくるぶしを見せるような丈の長さにしているものもあります。

ロールアップでも可愛い、そのままでもかわいいパンツが揃っているので、ぜひいろんな丈感に挑戦して、オシャレに楽しんでみてくださいね!